ミザルで薬品出庫を分かりやすく

ミザルとは東邦薬品がの提供する薬品発注システムで、スズケン「PS+マネジメント」と同じようです
どちらかを採用されている薬局向けの内容となります(以下はミザルとしてお伝えします)

薬剤師でミザルかPS+マネジメントのどちらか使って薬品を発注している人!!お疲れ様です!!

今回はミザルで発注をするのに便利なツールを作ったという話です

手動で薬品の発注は避けられないと思いますが、薬品を入力したときにこんなことを考えたことありませんか?

「この薬今月まだ必要?」とか「この薬って何人くらい使用しているの?」とか
これって、一部レセコンに限定されてしまうけど、両方が分かるんです

ミザルの発注画面で薬品名を入れて、「在庫数量」の数字をクリックすると、「受払表」という画面が現れます

この表は直近の3か月ほどの出庫数が確認することができます

この受払表って使いにくくね?
この表とにらめっこして、出庫数を確認して今必要かどうか?、来月で大丈夫か?確認しているんでしょうか

受払表をアレンジして便利な表を作ってしまえ!

でも、この表には処方日、入庫数、出庫数、在庫数、患者IDまでも入っているー
患者IDがあるということは「その期間」「その患者」の出庫データが得られるので、出庫動向が分かるのです
※レセコンの「調剤くん」ではソフトの都合上、患者IDが取得できないらしいです
なのでこのデータをアレンジして、見やすくしてしまえばいいんじゃん!!
データとしては「月ごとの入庫数」「月ごとの出庫数」「患者ごとの出庫数」「現在の在庫数」が見られること
素材もあるし、後はエクセルで関数の応用とともに、VBAのプログラムを組み合わせれば意外とできるはず
(この時点でかなりマニアックだけど・・・)

内容については受渡表の全体を選択して、エクセルに貼り付け展開して必要な部分だけを抜き取り、
ビポットテーブルで加工を行って表を作れば、こんなデータを作成してみました

エクセルにボタンを配置しているので行う作業と言えば、
ミザルの注文画面で薬品入力して、受払表を出力、全体をコピーしたら、エクセルのボタンをクリックする
受払表を作った後からの作業も何も難しいことはなく、作業の負担はほとんどありません

この表の便利なところについて(解説)

まずは、こちらの表ですが縦に「年と月」横に「合計入庫数」「合計出庫数」そして現在庫数が表示
なので、月ごとの入庫数と出庫数が過去3か月と当月の出庫数が分かります
月間の在庫の推移がわかるので、どれだけ発注したら良いかが分かります

月の中旬に検索した場合、直近3か月の注文数であとどれだけ注文をするのかわかるのです
(例では4月末の検索したので、入庫数も出庫数もそれほど変化はありませんでした)

右側の表(上記は抜粋してます)についてはさらに細かい患者数が確認できます
縦に患者ID、横に月が表示されるので、患者、月ごとに出庫しているかが分かります
2023-1、2023-2、2023-3、2023-4と連続で30と表示されている人は毎月30錠出庫していると分かるのです
こうすれば、月ごとの患者数が分かるし、新規の患者などの推測もわかるのです

これだけわかるツールがあれば今月発注するかどうか?って悩むことが少なくなると思いませんか?

結局自分用に作っただけ(笑)

私はひねくれ者なので、自分用に作ったものを見せて終わりです(いやいや)

たかが受払表ではありますが、表を見てそのまま使うのはにらめっこに時間がかかります
しかし機転を利かせて、アレンジを加えると意外と便利なツールが出来てしまうのでは?と思うのです
「出来ないからいいや」じゃなく、「出来ならつくっしまえ!」とか「それに代わるものを作ろう!」が私の考え方です

あんまりこういうものを一般公開していまうのもどうかと思って公開はしないのですが、
こうやって関数とかプログラムを駆使して便利なツールを作って運用すれば、
在庫管理して欠品を防ぐことが出来るってことを示したかったのです
もちろん世の中には開発とか得意な方もいらっしゃると思うので、参考にしていただきシステム開発されたら幸いです

最後に一つ
こういう技術をちゃんと認めてくれる方に巡り合いたいもんです・・・

わはははは

 

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