Musubiをつかって気になること4

Musubiを利用していて3回ほど書かせていただきました

こんな一人の薬剤師がどーのこーのいったからと言って何かが変わるわけではないと思ってます(笑)

でも、一人薬剤師で誰にも言わず世の中から葬り去られる文句はそのままにするのは嫌なので、
今回も書かせていただきます

3回目に記載してました、「O情報追加」ボタンは過信してはいけないについてですが、
どうしもて納得いかなかったんで追加していきます

「O情報追加」で表示される内容に罪はない?

薬剤師は前回の履歴を確認し、違いがあればそれについて伝える必要はあります
薬が違えばその説明、服用方法が違えばその説明、日数が違えばその説明です
その変化は患者さんの体調変化や日数調整などいろいろな要因があるはずです

私は「O情報追加」ボタンは前回の処方せんと見比べる画面が小さくて見にくいから、
Musubiの方で情報を整理して、表示してくれると思っていたのですが・・・
スゲー裏切られました(笑)
自分の目で確認し、違いを見極め判断しないといけないってことだった!!
そう、前回の処方内容と違いは「手動で確認しないといけない」わけで、
技術の進歩に頼らず自分で考えて、判断をしないといけないんです(って、スゲーブラックな言い方)

先日例を挙げて検証したいと思います

その1:日付と外用薬が追加されたケース

はじめはわかりやすいケース
見てもらうと分かるように内服薬の日付が変更され、外用薬であるキンダベートが削除されました

これにO情報追加を押すとキンダベート削除の情報しか出てきません

頼むよせめて日付の変更があったことくらい表示してくれよー

これくらいわかりやすいケースの場合、薬剤師は確実に気が付くでしょう
目で簡単に分かる程度なら、それはそれで問題ないですが
(赤で表示違うって表示しているつもりだと思うけど、主張が弱い気がするけど)

その2:ジェネリックメーカー変更と服用方法が変更になった場合

次は中級編です(いつから級をつけた?)
この処方では一瞬どこに違いがあるのかが気が付けず自分でも悩みました
こちらの内容を記入する際もどこに間違いがあるのがか分かりにくく悩んでます(汗)
分かりにくかったので、内容を抜粋しております

エソメプラゾールのメーカー変更があり、夕食後から朝食後に服用方法が変更となってます
朝食後のところが赤くなっているから気が付くでしょ?って言いたいと思いますが、
周りの「重複」「適応症」だったりも赤で表示され、文字が埋もれて分かりにくい・・
そしてこれで「O情報追加」ボタンを押すと以下のようなありさま(笑)

薬歴をテキトーに見て投薬に向かうとなると絶対用法変更を見過ごします
(いや、私は見過ごしてました、スミマセン)
患者さんと一包化をする前に薬の話をしていたら、服用方法の統一化をしたいって話を聞き、
夕食後が朝食後に変更されていたことを気が付きました・・・

その3:内科と整形で受診した関係で内容が大混乱に

最後は上級編
内科にて貼り薬を処方してもらったといことで調剤を行いました
聞くと本当は整形外科に受診したかったけど近隣が休みだから急遽内科で診てもらったとのこと
その翌日に整形外科に受診し、処方をしてもらいました
これだけ考えればフツーに何事もなく終わるはずだったのですが・・・履歴が以下のようなものになってました

なので、上記の情報のまま「O情報追加」を押すと、こうなります

おいおい、4か月も前と比較して、薬が変更になったってどういうことだ!
4か月も前の情報だからそんなのわかるだろーって言われそうだけど、
こんな情報を薬歴に追加されたら困るってわかんないかねー?
機械だからわからないんだろうけど、これだけ日数も空いていると警告みたいなものあっても良いんじゃない?

ちなみに、本来なら受診の間隔はこんな感じです
「転倒し、整形外科を受診したかったが休みのためかかりつけの内科に受診、翌日その整形外科の受診した
4か月ほど前、腰の痛みで整形外科の受診をしたが受診は終了している」

今回の件はO情報追加のコメントに惑わされることはなかったけど、
このコメント内容に一瞬何が起きているのかわからずフリーズしました(笑)

「O情報追加」ボタンはあくまで補助ボタン

薬剤師ですから処方の履歴を並べればその違いを発見し、投薬するのが当たり前でしょうけど、
デジタル化されたデータを利用しているわりには、違いを表示してくれなかったリ、
とんちんかんな違いを表示されたりするのはちょっとだけ「ざーんねん」でしかありません

なので「O情報追加」はあくまで補助的ボタンってことを忘れないように!!

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