ミザルを利用してRMP薬品のリストを作ろう

2024年9月23日

ミザルとは東邦薬品がの提供する薬品発注システムで、スズケン「PS+マネジメント」と同じようです
どちらかを採用されている薬局向けの内容となります(以下はミザルとしてお伝えします)

ミザルのネタがあんまりない・・なんて思ったら診療報酬の改定で思わずネタが出来ました(笑)
RMP薬品のリストって算定をしろ!1円でも多く患者から手数料を取れ!(言い過ぎ)なんていわれているかと思います

しっかし

RMPのリストとかって検索するといくつか出ますが、自店舗のRMP薬品がを把握するのって結構大変
上司は「やれ!」の一言で片付きますが、部下はやるのが多変です
そこで、今回はミザルを使ってRMPのリストをなるべく簡単に、そして無料で出来ないものか?ってことで考えました

一応先に弁解しておきますが、「これが正しい方法だ!」的なものを作ってませんし、
一切の責任は負いませんので、その点はご了承の上閲覧していただけたらと思います

忘れてた、ミザルでなくもし他のソフトを使ってもできるかもしれないので、
ミザルでないシステムでRMPの一括抽出する場合、
コンテンツ最後に「備考:他社在庫管理システム用で取り込む場合」を作成したのでご覧ください

ひと通りの流れについて

「ミザルで在庫表をCSV出力し必要ない部分を削除したデータを、PMDAのサイトでインポートする
RMPに該当しない医薬品を削除し、表を完成させる」
と、こんな感じです
会社のお偉いさんが言ったら、「そんな簡単ならすぐに作れ!」って言いそうですね(笑)

準備

PMDAの「マイ医薬品集作成サービス」を利用するので準備します
https://www.pmda.go.jp/safety/info-services/medi-navi/0012.html
PMDAメディナビに登録済であれば、メールアドレスとパスワードですぐに使えますが、
登録しておきます(無料です)

ミザルで在庫情報の抽出する


いきなりですが、なぜかミザルの在庫ではなく、「棚卸」の「棚卸表」を利用します
ここで日付は「在庫がたくさんある日」を選択します、
これは薬の在庫がゼロだとデータがはねられてしまうからであり、月初など比較的在庫が整っている日を選びます
ある意味、その日に在庫がゼロ以外であれば、抽出対象になります
次に「在庫なし且つ中止薬品を非表示する」にチェック
最後に「CSV」を選択し出力をクリックし、ファイルを出力します

作成したミザルデータを編集する

CSVで出力されたデータですが、そのままでは取込が大変なのでデータをダイエットします
CSVファイルなので、基本的に開くとエクセルが起動するので、
1~14行までを選択して削除

全てを選択し、「並べ替え」選び、図のように「論理在庫」を選択して順序を「小さい順」でOKします

Hの列(論理在庫)が小さい順に並んだら、数がゼロの薬品を図のように選択してすべて削除します
この時マイナスの薬品があったらそれは在庫している薬でもあるため、
あくまで「ゼロ」の薬品だけ削除します

次にAからC列を選択しこちらも削除します

最後に1行目を選択し、タイトル部分も削除し上書き保存をしたら、
ミザルでの作業は終了となります

マイ医薬品集作成サービスで取り込む

PMDAの「マイ医薬品集作成サービス」よりログイン画面に移動し、メールアドレスとパスワードを入力しログイン

医薬品登録の追加をクリックし、登録画面に遷移します

CSVファイルからを選んで、表示件数は500件ずつを選び(これは好みだけど)、
ファイルを選択をクリックし、先ほど編集したCSVファイルを選択し、取込実行をクリックします

取り込まれた結果が表示されます
きっとエラーが山盛りになってますし、エラー件数もかなり出ても気にせず「登録」をクリックします
エラーは取り込まれませんので、気になるなら一度リストに目を通しておくと良いかもしれません
「登録医薬品一覧に戻る」で一覧表に戻ります

あとはRMPの医薬品だけのリストにするだけ!

「だけ」って書いたけどこれがちょっと面倒な作業(汗)
取り込まれたリストが表示されていると思いますが、オススメは「表示件数500件」にします
そして、図の中央部分の右をクリックし最終頁に移動して作業を開始します
先頭から作業を行うとちょっと面倒なので、だまされたと思って最終ページに移動して作業をしてください

最終ページに行ったら、「何も考えずに」左の□をクリックし
そのページにある薬品すべてを選択した状態にしておきます

次に表の「RMP患者向け資料」に「〇」が付いている医薬品だけ、
医薬品の一番左にあるチェックを外していきます

この作業は一つのページごとに作業するので、現在表示してる薬品の確認が出来たら、
別のページに移動せず、次の「登録医薬品を削除する」で削除します
(これで表示しているページにあるRMP(患者向け資材)に〇がされていないものが消えます

前の500件に移動し同様にRMP(患者向け資材)に〇がされていないものだけを削除していきます
すべてのデータが編集出来たら完成です
編集できていれば図のように〇が付いているはず、必要ならここからデータダウンロードし、
ファイルを保管するなど後は好きに利用すれば良いでしょう
ちなみに、先頭データから編集作業を行うとRMP薬品も先頭に残って煩わしいと思います

まとめ

いかがだったでしょうか?
ミザルからPMDAを経由してRMPの薬品リストを作るだけのことですが
漠然とPMDAで薬品をベタ打ちして、アホみたいに時間かけてデータを抽出するよりははるかに楽です
実際に自分で何度もシュミレーションしましたが、慣れれば5分程度でデータの抽出まで完了できるかと思います

オススメ度・・・★★★★★

備考:他社在庫管理システム用で取り込む場合

他の在庫管理システムの利用におけるヒントを書いておきます
マイ医薬品集作成サービスに薬の情報が取り込んでもらえれば、後はそんなに難しくはないかと思います
必要な医薬品情報:YJコード、在庫数
在庫しているYJコードのCSVだけ作れれば作成ができるかもしれません


結局のところ、マイ医薬品登録サービスの上記、医薬品登録でCSVファイルの取り込みできるファイルを用意できるかどうかだけ
在庫管理システムで現在使用している医薬品のYJコードの一覧が用意できたら、
エクセルでCSVに加工したものを取り込めるのではないかと思います
コメントを頂ければ、もう少し詳しく加筆しまーす

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